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文豪の歴史

反自然主義の隆盛

自然主義が文壇の主流を占める中で、明治の終わりごろから夏目漱石や森鴎外といった反自然主義文学運動が起こった。
当初自然文学に傾倒していた永井荷風は、欧州から帰国後、『ふらんす物語』を発表。

荷風に激賞された谷崎潤一郎は『刺青』や『痴人の愛』をなどを書き、後期浪漫主義とも呼ばれる耽美派が生まれた。
これは「スバル」「三田文学」を中心に活動した。
ほかに佐藤春夫、久保田万太郎に代表される。

これに対し、自由・民主主義の空気を背景に、「白樺」で活動した白樺派の人々は、人道主義を主張した
『お目出たき人』『友情』の武者小路実篤や、『和解』『暗夜行路』の志賀直哉、『或る女』の有島武郎、『出家とその弟子』の倉田百三らである。
大正中期からは東京帝大系統の「新思潮」で活動する新思潮派が漱石や鴎外の影響の下に現れ、芥川龍之介や久米正雄らの活動があった。
龍之介は『鼻』で登場し、古典に取材した数多くの短編などで大正文壇の寵児となった。

出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』